弁護士 斉藤耕平

越谷、春日部、草加で離婚、相続に詳しい弁護士をお探しなら

お問い合わせ
04-2946-9538

ブログ

離婚の慰謝料

更新日:2015.8.19

離婚に関するご相談の際、「慰謝料はどのくらいもらえる(払う)のか」というご質問をいただくことがあります。離婚に伴う慰謝料は、ご相談者と弁護士との間で感覚がかなり違うトピックのひとつだと思います。

 

離婚の慰謝料は、不貞や暴力といった離婚原因による精神的苦痛の慰謝料と、離婚そのものの精神的苦痛の慰謝料に分けられますが、実際の裁判では、このふたつはあまり区別されず、一括して処理されることがほとんどです。

 

離婚の時、必ずどちらかが慰謝料を払わなければならないと考えている方がいらっしゃいますが、それは違います。離婚に伴う慰謝料は、相手の有責行為でやむなく離婚に至った場合にその精神的苦痛について認められるものですので、離婚に至る経過次第では、慰謝料が発生するとは評価しがたいケースも多くあります。

 

また、金額の印象もだいぶ違うかもしれません。私の経験上、配偶者の不貞を理由に裁判離婚が認められたケースでも、慰謝料額はだいたい200万円前後です。300万円を超えるケースはあまりありません。

離婚に伴う財産分与の額は慰謝料の要素を考慮して定めることができるとされていますので、夫婦の共有財産が多額の場合には、離婚の際に配偶者から支払われる金額が多額となることもあります。報道されるような有名人夫婦の離婚で多額のお金が動いているときは、おおむねこのようなケースだと考えられます。ただし、それはあくまでも財産分与としての処理ですので、その金額がそのまま慰謝料額だというわけではないように思われます。

 

結論として、慰謝料の金額は夫婦の生活実態によってケースバイケースであると言わざるを得ませんが、実際には、財産分与や養育費、年金分割といった、離婚に伴う別の要素もふまえて解決水準を決めることになるでしょう。慰謝料にこだわることで、かえって適切な解決が困難になってしまうことがないよう、注意する必要があると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


カテゴリー