ブログ記事一覧
更新日:2015/8/19
離婚に関するご相談の際、「慰謝料はどのくらいもらえる(払う)のか」というご質問をいただくことがあります。離婚に伴う慰謝料は、ご相談者と弁護士との間で感覚がかなり違うトピックのひとつだと思います。 離婚の慰謝料は、不貞や暴力といった離婚原因による精神的苦痛の慰謝料と、離婚そのものの精神的苦痛の慰謝料に分けられますが、実際の裁判では、このふ ... 続きを読む更新日:2015/8/18
先日のブログで、越谷駅前に葬儀施設が増えたと書きましたが、高齢化・長寿化の影響は、私の仕事にも少なからず及んでいます。 そのひとつが、「成年後見制度」です。これは、認知症など、法律的なものごとをきちんと把握して行動する能力(法律上は「事理弁識能力」といいます)が十分ではない方を保護するために、後見人などを選任して、ご本人の財産を適切に管 ... 続きを読む更新日:2015/8/17
現在、国会で安保法制が激しく議論されていますが、その裏で、ほんとうは民法(債権法)の改正の審議が予定されていたことはご存じでしょうか。 今国会での成立は絶望視されているようですが、このたびの債権法改正は、100年以上大きく変更されることのなかった民法を大幅にアップデートする、ある意味で重要な法案なのです。 改正事項の多くは、これまでの ... 続きを読む更新日:2015/8/16
私が推理小説を読むきっかけを作ってくれた作品。 1987年発表ですが、いま読んでもあまり古臭さを感じません。 登場人物のほぼ全員にあだ名(「アガサ」とか「エラリィ」とか)がついていて、みんな互いにあだ名で呼び合い、素の文章までそのあだ名で表記される面倒な構成を採るので、小説を読み慣れない人にとっては最初の100ページがかなり読みづらい ... 続きを読む更新日:2015/8/13
高速道路や鉄道が帰省ラッシュで混雑しているニュースを見て、自分にはあまり関係ないなあと思いながら、今日も事務所に来ています。 弁護士は自由業なので、平日を休みにすることもできますし、スケジュール管理さえできれば、数週間の長期休暇を作ることもできます。ただ、私の場合、夏休みと呼べるだけの長い休みは結局作れませんでした。 ... 続きを読む更新日:2015/8/12
相続は、穏やかだった家族関係に突然法律が入り込んでくる、ある意味で避けては通れない法律問題です。だからこそ、トラブルを未然に防ぐ対策が重要になってくるのですが、ことはそう簡単ではありません。 相続人の間で遺産分割協議が整わない例としてよく見られるのは、きょうだいのひとりが親の面倒や介護を一手に引き受けていて、ほかのきょうだいは親の日常生 ... 続きを読む更新日:2015/8/10
私の出生地が新潟で、司法修習生時代も新潟修習だったので、今でも年に1回くらい帰省を兼ねて新潟に出かけています。 みなさん新潟に対しては「米どころ」、「日本酒」というイメージをお持ちなものの、観光スポットはなかなかご存じないようで、出身地を答えても「ああ、新潟ね・・・。お酒がおいしいよね・・・。」とそれ以上話題のふくらまない地味な県ではあ ... 続きを読む更新日:2015/8/8
先日、私が数年来成年後見人を務めていた方がお亡くなりになりました。 そのとき気がついたのが、亡くなってからお通夜・告別式まで、1週間近く間が空いてしまうことでした。以前はせいぜい2日後程度ではなかったかと思っていたので、なぜなのか聞いてみたら、火葬場の予約が混み合っているのが原因だということでした。 そういえば、最近、 ... 続きを読む更新日:2015/8/7
弁護士は、使う言葉を選ぶ仕事です。私は、裁判所に提出する書類を作るときに、内容そのものよりも、法律的な理屈を正確に伝える表現を吟味したり、直接言いにくいことを言い回しを工夫して書いたりすることに、ずいぶん頭を使っているように思います。 こんなことを繰り返していると、普段の会話でも、専門的な表現や、話し言葉ではない表現を使ってしまうことが ... 続きを読む更新日:2015/8/6
最初に紹介するには王道すぎるかも知れませんが、個人的に思い入れの強い作品。 1961年にニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードというクラブで行ったライブをそのまま収録したアルバムです。曲の後ろで観客がワイングラスを傾けている音まで録音されています。 ピアノ、ウッドベース、ドラムスという最小限の構成で静かに聴かせるので、 ... 続きを読む